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■ ベンとの離別。感動の場面。
今日はとうとうトルコとさよならの日・・・。 本当に楽しかった。 トルコの気候も日本と同じ感じで ただトルコの方が乾燥しているから過ごしやすかった。 振り返れば7日間、晴れた日が多かった。 気持ちがいい観光が出来た。 トルコ人は優しいし、困っていなくても 手を貸してくれようとわらわら寄って来るし、 凝視されて目があうとウィンクするし、 運転そっちのけで凝視してるし、 とにかくいい人が多かった。 ベンも、最後までパシリって感じだったけど 結構いい奴で、おもしろかった。 ベンも、今までフランス人とかのアシスタントを することが多かったけど、結構みんな 冷たかったんだとか。 でも、日本人は一緒に輪に入れてくれようとするから 楽しかったんだっていってた、と、匡子ちゃんが言ってた。 プレート大事にするよ。 でも、あのプレートって身につけておくもので もし事故とかあったら身元の証明にするための 物だと思うのね。誕生日とか血液型とか書いてあるし。 だからもし事故って出血しまくりで 意識がなくなったとしたら、ベンはプレートを 身につけていないわけだから、ベンの 血液型が何かってことはすぐにわからないわけで 出血多量で死んじゃうかもしれない。 それとか、バスが炎上してまるこげになった場合 ベンが一体誰なのか分からないまま 家族と離れ離れの所に埋葬されちゃうかもしれん。 そんな大事なもん貰っていいのだろうか…。
・・・・・・・・・・・・なんて考えて余韻に浸っていたら、 バスがもうすぐ空港に作って頃に、突如 お腹が痛くなった。猛烈だった。 こんな痛みはそうそう無いぞってくらいだった。 悪いものでも食べたのだろうか。 その瞬間私の頭の中ではベンのことは吹っ飛び もう、トイレのことしか考えられなくなった。 (ベンとトイレってまぁ関係のあるものだけど)
空港についてから、ベンと悠長に握手を交わして、 有難うね、とつたないトルコ語で話して、 涙を流す・…なんてシーンどころじゃなかった!!! ひたすら、「トイレ、トイレ、トイレ、トイレ!!!」 ベンと目をあわすことなく私は自分の大荷物を抱え 一目散に空港に入っていった。 ベンどころじゃないよ!やばいよ!!
それが私とベンとの別れになった。 ぽん子はどうしたのか覚えていない。 自分が必死だったから。冷や汗ものだったよ。
トイレに駆け込んで一段楽してから、私は 空港内のお土産屋さんで物色。 可愛いチャイセットを見つけた。 欲しいなー欲しいなーと思っていたら、 店のお兄さんが寄って来て、私にその チャイセットを手渡してくれようとした。 ら。
キャッチミス。
チャイセットはもろくも崩れた。 商品にならなくなった。 割ってしまった・…。
一気に血の気がひく。 やっと収まったと思った冷や汗が再度流れる。
お兄さんは「100ドルね」という。 持ってない。
ひたすら謝り倒して、兄さんは「100ドルは冗談だよ。 気にするな」といってくれた。 お返しに高くてあきらめようと思っていた 別のチャイセットを購入しようと踏み切る。 でも、やっぱり負けてもらえるよう交渉はする。 ぽん子とセットを半分ずつするってことで購入。 嬉しい。
匡子ちゃんの搭乗手続きが終わり、 今度はイルハンとのお別れ。 イルハンとは実は微妙にきまづくて どんな顔してお別れを言えばいいか分からなかったけど 月並みに握手して、さようならといった。 中には抱きついてわぁわぁいってる人もいたけど 私は出来なかった。
飛行機に乗ってから、前の座席に座っていた アルジェリア人と話す。 同じくらいの年の子。 彼らは英語やトルコ語は話せなくて そのかわりフランス語が得意なんだとか。 会話がなかなか成り立たないけど 苦労して話した。 彼がつけている香水を気にとめたら 彼は私にふりまくってくれた。 ぽん子は臭いといって私から離れた。 そしてその席で「あの席に座っている子 カッコいい」といって目をつけていた。 日本人っぽい男の子かな。 夜、アルジェリアンたちは、 寝てるのにちょっかいをかけてきたり 寝顔を凝視されていたりしてびびった。
機内の映画で既にファインディング・ニモがやっていた。 (このときまだ日本では上映されていなかったの) ニモが可愛くてよかった。
斜め後の席の女の子が凄い可愛かった。金髪で目が緑。 トルコ人かなと思ってぽん子がトルコ語で話し掛けたり 英語で話し掛けたりしてたけど、反応がいまいち。 ミニモニのTシャツを着ていた。 しかも、なぜかランドセルを背負っていた。 彼女が兄弟と話す言葉を聞いていたらなんと 日本語だった。 東京在住らしい。両親はトルコ人で トルコ語しゃべるけど彼女は喋れないらしい。 この顔で日本語話されるととても違和感を感じる。 はにかみやさんだった。
2003年10月02日(木)
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