日々の戯言置き場。
**ユリ**



 ナルシスト兄さん。

眠い。眠すぎる。
昨日の恐怖体験により寝不足。
落ちたらどうしようかと心配で寝れなかったもん。
ぽん子に手伝ってもらって下界に降りる。
朝、イスタンブールに到着していた。
少し肌寒い朝だった。
初めての曇りの日・・・。
そして、最後の観光の日。

イスタンブールの市内観光は
有名なブルーモスクの入場だった。楽しい!
メドゥーサの彫刻がある地下宮殿も見た。
写真で公開しますが緑がかっていて
光に照らされてなんとも奇妙な彫刻だった。

オプショナルツアーで今日は
ボスポラス海峡クルーズだった。
でも、眠さが先立ちまた曇りの天気でとても寒いので
記念撮影だけして船の中に入った。
船の中は暖かくてまた眠たくなった。

今日は最後の日なのでベンはなんだか疲れ気味だった。
でも、思い出として、名前と血液型とRhが刻印された
小さな銀色のプレートを貰った。
そこで初めてベンの名前を知ることになる。
フィガロだと思っていたがホントはフィゴさんだった…。
すまん、ベン。

グランドバザールでは一生懸命安くしてもらおうと
仲良くなろうと心がける。
英語や日本語も通じる時があるけどそれよりも
トルコ語で話した方が現地の人の印象がいいみたい。
指さし会話帳を持って勉強してよかった。
カヤさんというお兄さんに頑張ってまけてもらう。
「僕と君は兄弟だ」といっていた。有難う。
たくさんの買い物をした。
グランドバザールは迷路のような道で、
似たような店が幾つも並んでいる。
私一人だったら絶対に迷っていた。
けどぽん子は本当に凄い。
鳥が上から見た地図のように彼女は
歩いた道をそのまま立体化して客観的に見える。
凄い能力だ。
彼女のおかげで私がうろうろしても
正しい道に戻してくれたため
お土産はここでほとんど購入できた。

ホテルは本当に綺麗なホテルだった。
昨日は寝台列車で眠ったのでお風呂に入れておらず
ホテルに入ったらすぐにおふろに入った。
その間に荷物を運んでくれるボーイさんが
部屋まで入ってきた。
お風呂でぽん子とボーイさんの話を聞いていた。
ぽん子はトルコ語で「有難う、あなたカッコいい」
と、連発していた。彼女も私と同様
トルコ語使いたがりなのである。
ボーイさんは嬉しそうだった。
ちらりと私ものぞいてみたけど、
そんなにカッコいいわけでもないような?
するとボーイさんは「仕事終わったら
部屋に来るから。話をしようよ」と提案してた。
私はお風呂の中で動揺。
ぽん子は分かってるのか分かってないのか、
適当にあいずちを打ってた。
私がお風呂から出て、「やばくない?本気か!?」
ときいたらぽん子が「でも、仕事終わったらって、
深夜くらいになるんじゃないかな。
うちら深夜はベリーダンス見に行くし、
留守じゃん」…そうか・…じゃあ、いっか。
でも、10分後。予想外の出来事。
そう、さっきの兄さんが現れたのだ!!早!!
ドアのベルをしきりに鳴らして、
「開けて―遊びにきたよ〜」とノリノリ。
しかも、今度はぽん子がお風呂で部屋には私だけ!
私が誘ったわけじゃないのに
なんていって断ればいいの〜〜〜!?!?
適当に「彼女は今お風呂で、私はよく分からない」
とごまかしたら、彼は、「そっか…入っちゃダメなんだね
ごめん。」といって寂しげにいなくなった。
何故私が罪悪感を感じなくてはいけないのだ…。
ポン子もぽん子だけど、ほんとに
客相手に「遊びに行くよ〜」といえちゃう
ボーイさんもまた凄い。まぁ、仕事が終われば
プライベートなのかもしれないけど、びびるよ。

ぽん子が快適な入浴から出た後、
二人でタクシム広場でうろうろしてみる。
タクシム広場はイスタンブールでも有名で
若い子達が集まるんだって。
匡子ちゃん曰くタクシム広場は渋谷みたいなものなんだって。
探索してたらマクドナルド発見。
入ってみる。店員さんが曲にあわせて店の前で
激しく踊っていた。
やはりここでも視線の集中攻撃だった。

夜は食事とベリーダンス鑑賞。
ベリーダンスはもう見たので(9/27参照)
そんなに真新しい感じはせず、また
マクドナルドで食事を済ませていたので
ここでの夕食は全くのどを通らず。
そのかわりひたすら眠くて瞼が重くて仕方なかった。
目が浮遊してた。
眠すぎてそれからのことはよく覚えていない。

2003年10月01日(水)
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