便蛇民の裏庭
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ぼくを好きになる人というのは、多分、きっと、もしかして、 ゲイの素質があるのではないだろうか?
だって、ぼくに女らしい一面はない。
下半身は確かに女性だけれど、 見た目は限りなく男のような気がする。 これでふくよかな胸があったら少しは違うかもしれない。 でも、ない。 考え方とかも、なんだか男みたい、といわれる。
髪をながーくしていても、 それでも男性と間違われる。 巷には、髪の長い男性もごまんといるし。
一緒に食事に行き、料理を取り分けてくれるような子を見ると、 あー、女の子って感じがするなー、と思う。 ぼくは取り分けてもらったものをひたすら食べる。
いろいろと気はつく。 でも、気を利かせられない。 ずっと頭の中で考える。 考えてるなら行動にうつせ。 でも、うつせない。
ニューハーフのお店に連れて行かれたとき、 おねいさんたちに怒られた。
「あなたおなべ?」
「せっかくタダで女に生まれてきてるのに、何それ」
「私たち、いくらかかって女になったと思ってるの?」
ハイ、ごもっともです。 ゴメンナサイ。
おねいさんたちはキレイだった。 さすが、女になりたくてなっただけある。 ぼくみたく
生まれてみたら女だった
というわけじゃない。 胸もぼくより大きくて。
ニューハーフのおねいさん。 是非是非、お友達になって欲しい。 と、それ以来ずっと思ってる。
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