便蛇民の裏庭
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今日は実家いってきました。
実家まで交通機関を乗り継いで、子連れだと約2時間。 駅から徒歩20分。エレベーターナシ4階まで登る。 乗り継ぎだけでなんだかくたびれていたので 階段が永遠に思えてくる。
「朝から昼まで断水なの! そのあといったん水が出てまたすぐ夕方まで断水なの! 帰ってきてから風呂入るつもりだったからためて出かけたのに タコスケ(彼)自分だけ入って水抜いてっちゃったんだよ!」 (母朝帰宅、彼午前中出勤)
「おまけに洗い物もしてってないし トイレ流す水もないんだから!」
テーブルには 「○時から○時まで断水。水捨てるな」 と、デカデカ書かれたメモが。 これが目に入らぬか。ははぁー。さすがタコスケ。 こんなトコに娘お泊りに置いてって大丈夫のか?
出迎えてくれた骸は仕事上がりのオカマさんスタイル。 どっピンクの膝丈のシャツのみ。 もちろんスッピンだ。
怒り心頭の母と共にトイレに行きがてらお買い物に出た。 ら。玄関ホールに人だかり。 ナニゴト?
「自動ドアが壊れて開かないんですって」
やれやれ。 水は出ないわ外には出れないわ。
ようやくドアが開くと、皆一斉に飛び出していく。 目指すは向かいのスーパーのトイレ? あ、アタリっぽい。
どうしても行きたいところがあるというので付き合うと そこはお安い衣料品のお店。
「これ、いいでしょ?これにしなさい」
そういって差し出すのは掛け敷お揃いの布団カバー ピンクの豹柄。
「お父ちゃん(相方)のお布団にっ」
・・・なにゆえピンクの豹柄なんだろう。何故。何故。何故。 (因みに骸にどっピンクのシャツあげたのもこの人)
「じゃぁこれはー?」
ピンクのキリン柄とでも云うのだろうか。 なにゆえアニマルプリント、しかもピンク。
結局、黒地に白の牛模様にさせていただいた。 これなら相方が寝ようと二段ベッドにあがった時、 驚いて転げ落ちる心配もなかろう。
家に着くとなにやら蒸し暑い。
「時間的に水出てるかもしれないから」と風呂場に走った母。
お風呂には湯気をたたえたお湯が満々と。 台所に行くと山になっていた洗い物が片付いている。
家にいたのは骸ただ一人。
「あーっタコスケよりもよほど気がつくよまったくー!」
感動する母。 その横であらぬ想像に笑いを堪え悶えるぼく。
しかし帰り際「ねーちゃん、もう帰んの?」と顔を出した骸は すでにオカマさんではなくなっていた。ちっ。
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