便蛇民の裏庭
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2002年08月04日(日) 海キャンプ後編

「この天気だったらそんなにのんきしてないでテントたたむど」

そんなおじさんたちの言葉を聞いて
午後から来る事になっている笹子を急いで呼び出す。
その途端、急激に晴れ渡る空。

「おー、これなら泳げるんでないか?」

やったー、年に一度の水着だ!
しかも去年来ていたセクハラ爺さんは今年来ていない。

「もうじきお友だちの笹子が家族連れで来るからー」

同僚の奥さんで何でも話ができる仲良しカオちゃんにいうと

「どうしようー私人見知りするんだよねー」
「んー、笹子もするんだよねー。でも、大丈夫だと思うよっ」

そんでもって笹子がやってきてお互いを紹介すると、
なんてことなく打ち解けてしまった。

笹子はそこにいるのが当たり前な感じでそこにいた。
ぼくの周りにいる人たちが皆仲良くなったらとってもシアワセ。



相方の同僚(前夜一番壊れていた)の手を引いて海へ引っ張っていく。

「え、マジで行くんすか!水冷たいんじゃないすか?」
「そんなことはどうでもいい。さぁ、泳ぐのだ!行け!」

そんなぼくを
『あ〜あ、またいじめてるし』
という顔で呆れて見ている相方。

水は冷たい。
すでにクラゲがたくさんいる。
そんなでも、水に入ってしまえばどうということはない。

子供たちは砂浜で遊ぶ。
相方たちは子供を見ている。
たまにこっちに手を振ってくれる。

子供そっちのけで遊ぶ笹子とぼく。
カオちゃんは水着に着替えていないのに水に入ってびしょ濡れ。
つま先で砂を掘って貝をとる。

ねぇ、まだ飲んでないよね?
何でこんなに笑いが止まらないかな。



水から上がると会社の会長に呼び止められる。

「君はあれだな!実に健康的だな!泳ぐし飲むし食べるし」

不健康の代名詞のような扱いをされているぼくが?
お褒めいただきどうもです会長!



肉やツブを焼く。
そして残りの酒を飲む。
冷蔵庫の電源を落としてしまうので冷蔵庫総ざらい。

たくさん飲んで食べて泳いで
あっという間に帰る時間になってしまった。



テント解体。
そしてトイレ解体。

そんなのを見ながらいつも思う。
ああ、本当に相方は大工やってるんだな。



解体風景に感動する笹子ともそこでお別れ。
みんなとバイバイして家路につく。

みなさん、来年またここで会いましょう。





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