便蛇民の裏庭
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夜遅くに家を出た。 空を見上げるのはいつものクセ。
一瞬言葉を失った。 見上げた夜空には満天の星空。
家の前でこんなにきれいな星なら、 いつも星を見に行く場所ではどんなにきれいな星が見れるんだろう。
急いで笹子にメールを送る。
『すっげぇ!星めっちゃきれいよ!外に出て見なさい!命令よ!』
すぐに返事が返ってくる。
『ただちに!スタタタタッ!』
きれいな物をきれいだと伝えられる相手がいて 伝えたら喜んでくれる相手がいて 一緒にきれいだと感動できる相手がいて
笹子に出会えてよかったなぁと思う。
気がつくと、靴の下で道路も輝いてる。 風もなく、音もなく。 わずかに凍った世界。
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