便蛇民の裏庭
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2006年07月23日(日) |
おぼつかないバタ足で |
ぼくはもう だれかを好きになれないかと思った。
ココロの穴はそれほどに大きかった。
けれど
しっかりと繋がれた手の力強さ
伝わるあたたかさ
優しい眼差し
強引なほど穴を埋めていく。
荒波の中を流され続けたぼくには 今の穏やかな波は心地よくて
もしかしたら
ゆっくりとゆっくりと 自分で泳いでいけるかもしれない。
足の届かないところへ泳いでいくのは うまく泳げないぼくには勇気が必要。
だけど
浮き袋があれば少しはうまく 前に進めるかもしれない。
もしも疲れたら 海を漂うのも悪くないかと
そんなふうに思うのです。
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