甲斐犬ジロー通信
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ジロ家の先住兄2が先日4年間の大学生生活を終えて 米国メイン州から帰国しました。 奨学生で留学するほどの優等生ではないので 親のすねをかじり倒しての4年間 ジロ父のすねは やせ細ってヨレヨレでございます。 兎に角無事に卒業して帰ってきてくれてホットしました
帰国した時開口一番に 「間違いなく卒業したのだろうね?」 と確認しましたよ。ホントニ。 卒業式次第の名簿とビデオを見せてもらい再確認 (学歴詐取事件がありましたからね)
卒業式には必ず列席すると約束しておきながら ジローを置いて留守は出来ないし 仕事を休んで行ける状況に無かったので 結局パスしてしまいました。
息子が在学中に「9.11テロ」が起きました。 その時は学内も騒然として 授業は討論会となり各国からの留学生は それこそ国を代表しての大演説会になったそうです。 息子はその時ほど 日本人としての自覚を強く 持ったことは無かったと話しています。
「おまえはいいよな〜、軍隊の無い徴兵制の無い国に生まれて・・・」
と羨ましそうに言われたし 徴兵制の国の留学生は戦争が始まったら 帰国命令が出ると言って嘆いていたそうです。 アラブ系の学生、先生は矢表に立たされていたけれど 学生はいつの間にか学校から姿を消すようにやめて行き 数人の教授だけ残ったそうです。 討論会は暫く続いたそうですが 冷静に自国の(米国)いままでしてきた過去の過ちを指摘し その結果が招いたとの 認識を持つ人はかなり居ると言うことです。
分かっている米国人もいるのか〜とジロ母は思いましたが 世界一の大国は 「世界中の面倒を見てやっている」 という傲慢さが根にあるかぎり 戦争の泥沼化は避けられない気がしてなりません
しかし、東洋人である息子を受け入れてくださり やる気があるなら全面的に応援するという わけ隔てない懐の深さを持つ国でもあります 息子から聞く外国人の「日本観」は結構面白くて笑えます 折を見て日記に掲載していこうと考えています。
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