甲斐犬ジロー通信
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2004年12月21日(火) 多頭飼い


           <日本橋COREDの和風ツリー>
和紙の中の灯りがゆらゆら揺れてローソクのあかりのように感じます。

          只今、ジロ家では飼い猫の病気が続き 
          多頭飼いの難しさを痛感しています。

   先代のミミちゃんが健在だった頃は7匹の猫達が同居していました。
   ミミちゃん以外は 路頭に迷っていたり 親猫から見捨てられた
       弱い仔猫達を保護してジロ家の子になりました。

         猫は犬のように群れないと聞いていましたが
          囲まれた環境の中で生活をしていると 
          上下関係、力関係が出来ていましたし 
  ボス的存在の仕切り猫が居なくてはまとまらないことも分かりました。

       家の猫達は比較的仲良く暮らしていましたが
     ミミちゃんが亡くなってからは仕切れる強い猫が居ない為
        最後に保護した若い3匹が(ウイルス3兄弟)
      押さえの利かない先輩猫を尻目にのさばり出しました
          人間が介入できない問題なのです。

     先輩猫のシロは仔猫を我が子のように面倒をみる牡猫で
       どの子も慕って傍にくっ付いて育ちましたが
           優しすぎて統率力がありません。
     他の2匹も病弱だったり 人間にはいい顔していても
        仲間内には態度が悪くて尊敬されません。

      自然界には自然淘汰という試練に勝ち抜く強いものが
    生き残れるのですが、20年近く猫を飼っていて感じることは
         飼い猫として人間の手で育てられる猫にも
      家庭内自然淘汰が起きるような気がしてなりません。

           室内での多頭飼いの場合は
   狭い活動範囲といかに自分の落ち着ける場所を確保していけるか 
       そして 猫なりの孤独を味わえる環境にあるか
           テリトリーの確保が難しくなると
        目に見えない動物の本能が動きだすように思えます。

               シロの心臓病も
            科学的に立証されていないけれど
        獣医さんもそれに近いことを仰っておられました。

                動物界の掟を尊重して
         慎重に考えて飼うことを猫から教えられています。


ジローの母さん |MAILHomePage

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