甲斐犬ジロー通信
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2004年12月22日(水) 諦めない人

   以前、日記で近くに住む犬飼さんのことを書いたことがあります。
       その人は2匹の親子ワンを飼っていましたが
    母犬は昨年老衰で死に現在は14歳の息子ワン1匹です。

      犬は好きではないので番犬のために飼っているだけ。
       触ったこともなければシャンプーもしません。
       家の前を通る人にいきなり噛みつくだけでなく
    飼い主にも噛みつくワンなので飼い主さんも手を出しません。

  病気をしても「家は自然に任せる方針だからいかないわよ〜」と
   豪語しているので、ジロ母もこの人にはなにを言っても通用しないし
      聞く耳を持たない人なのであたらず触らずでいました。

         ところが、朝ジローと公園で散歩をしていたら 
                向こうの方から
           大声だして私の方に向かってきました。

      「手術したのよ〜!」と飼い犬を連れて来て見せました。
  赤子の頭ほどの腫瘍をチンチンの横にぶら下げて歩いていたワンコの
       お腹には包帯が巻かれていて術後間もないようでしたが
            以前より軽快に歩いていました。

人の話を聞かないこの強固な人に何が起きたのかとそのことが驚きでした。

  公園の前に一人住まいをしているおばあさんがいらっしゃるのですが
   このおばあさん「ストロング細木数子」とジロ母呼んでいます。
         公園で遊ぶワンコの飼い主さんに
            ”ずばり言うわよ”張りに意見を仰いまして
        ジローのことも飼い主がビクビクしているから
  いつまで経っても友達ができないんだと苦言を呈してくださいます。

       まぁね。。。口うるさいばあさんでもあるので
  捕まらないようにそそくさと公園を後にする飼い主さんが結構います。
    そのおばあさんから、手術をしてあげるようにと説得されて
          一昨日腫瘍の切除をしたそうです。

               へぇ〜!!!
               凄い人だわ!

   ジロ母のような根性無しの人間は腰が引けて何も言えないのに
 ストロング細木さんは 絶対に諦めないで説得し続けたらしいのです。
         腫瘍持ちワンコの飼い主さんは

「あのおばあさんは凄い人だわね。人の意見は聞かない人間だって
言っていたけど。。。ホントに凄いは〜」と語っていらっしゃいました。
                そして
        「手術をして良かった」と言ってました。

     こういう方を政府の交渉に当たらせたら拉致家族の問題も
       もっと早く進展するのではないかと思いました。





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