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2002年02月12日(火) オモテ舞台へ

詩を書いていて、とどのつまり、何がしたいんだろう。

詩を書く・書いている、ということを私は周囲の人に話していません。
それは、詩を書いている=思い込みが激しくて自分に酔っている人、という
偏見がまだあると思うのです。ネットの中で漂っていると誰もが詩人なのに、ね。

前の職場の同僚が、友達がHPを作ったんですよ、と話しているのを聞いて、
じゃあアドレス教えてくださいよぉ、って言ったんですよね。
そしたら教えてくれたんですけど、
「彼女、ヘンな人じゃないんですけど、なんかポエムとかあって・・・。
 夢見がちな人じゃないんですけどね。ホントにヘンな人じゃないんですけどね。」
って何度も念を押されて。なんかそれ聞いて複雑でした。
その頃は、もうこのサイトを開いてて、私なんか詩がメインのHPなのに、って。
そのお友達のHPは看護婦さんのサイトで、
彼女なりの真剣な想いがつまっているサイトだったのですが。
一般の人の感覚というのはまだ、その同僚の意識レベルと同じくらいだと思う。
それくらい『詩』というものが人々の生活の中に浸透してないんだろうと思う。
投稿サイトでいくら技術を磨いて詩人の人達を唸らせるような詩が出来たとしても、
結局人々に読まれないままなら、その詩はどこへ行ってしまうのだろう。
素敵な作品でも、一般の人の意識が詩に対して無頓着であれば、
たいした価値にもならない。

最近思うのは、いろんな人に詩をもっと身近に感じてもらえないだろうか、ってこと。
詩は高尚なものでも難解なものでもなく、人々の意識や無意識に働きかけて
慰められたり、戒められたり、励まされたり、共感したり、
そういう豊かな感情を揺り起こしてくれるものなんじゃないかな、ってこと。
詩が好きな私にとっては、もっと詩が人々の生活に浸透して、
いろんな場面で生活の一部になってもらいたいな、ということを思っていたり。
そのためにいろんな努力をしていきたいなぁ、と漠然と思っています。

例えばさ、ただの願望なんだけど、
詩のリーディングのカウントダウンTVとかあってさ、
「今週の第3位〜。先週よりワンランクup!○○さんの『△△△△〜』
 10代の女の子に絶大な人気を誇ります!さあみなさん、聞いてください〜。」
みたいな。それで翌日の教室では「見た見た〜?昨日のリーデングTV!」
とかさ。んー、あといろいろ思うけど、うまく書けない。。。

そのためには詩に関わってる人は、もっと横のつながりを強くして、
地道に盛り上がっていかなくちゃならないのかな、とも思うけど。
じゃ、何をすればいいの?と聞かれると、私もまだわからないのですが。

結局は、人々に必要とされるような詩を書けていない、ということが
一番思い知らされることなのですが。
詩集を作ることも、詩人として名をあげることも大切だと思うのですが、
私はもっと『詩』そのものが表舞台に出てきて欲しいな、と思う近頃です。

おやすみ。
  
  


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naruko |HomePage2001年の日記

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