The Five Senses
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2002年12月01日(日) 'El Crimen del Padre Amaro/A sin of Padre Amaro'

結構話題になった映画で、少し観てみたいと思ったら
それをみようとたまたま言われたので、少し前に観にいった。

カソリックの問題点、批判されている部分全てが
詰まっているような映画だった。
話が進むにつれて、周りを取り囲む状況はかなり悪くなり、
男のエゴ、カソリックが抱えている問題が描かれていて、
結局は最悪の結果を招くことになってしまう。。

性欲を罪として、それらの行為を禁じて生活をしているカソリックの神父。
しかしそれは人間として、一人の男として自然と必要なことで、
それを禁じられているので、裏でこそこそと情事を犯し、
表に出たときはあんなふうになってしまう。
性欲は決して悪いことではなく、ましてそれは
人間のサガなんだから、それを罪として禁じるほうがおかしいし、
それを隠れてやるくらいなら最初っからそんなルールは作らなければいい。

そんな規則のせいで、少し前、カソリックの司祭が
男の子を相手に性欲を解消していた問題が明らかになって、
ここで話題になっていた。そして、それは一箇所に限らず、
全米各所のそれぞれの司祭がそれぞれのケースで行われていた。
吐き気がするね、全く。
それこそ罪だ。

と思うんですけどね。
宗教は人権的に矛盾が多いものが多く、
それはもう昔からの伝統的に続いているものなので、
それを変えることは、かなりの労力とパワーと権力が必要で、
その運動は、革命的なものでなくてはならない。

いや、宗教は興味深い。


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