The Five Senses
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2003年07月01日(火) |
Black Orpheus |
眠い。
昨日の夜はベッドの上で行き倒れの人のように1時間半の睡眠。 翌日 さっさとテストを切り上げクラスをあとにする。 おかげで今日SKRの家でよだれをたらして昼寝をした。
ある人から電話がかかってきた。 何で人の家に来たがる? 見知らぬ人を家に入れるわけには行きませんよ、悪いけど。 なぜそんなずうずうしいことをいえるのかわからないね、若造よ。
学校からSKRの家がある42丁目まで歩いていると、 ロッカフェラーセンターの手前あたりで救急車が止まっている。 担架を担いでいる人がいたのでその向かっている方向を見てみると、 女の人が苦しそうな表情で仰向けになっている。 手はおなかを押さえているが、その手の下は血で赤く染まっていて、 地面も赤く染まっている。 血が、赤い。
警察もたくさんいたが、成す術がないらしくただ周りに立っているだけ。 そのすぐそばで平気な顔をしてタバコを吸う、サングラスの女。 前の若い女の子3人組は倒れている女の人を見て、 3,4こと今見た現場について話しているが、すぐ次の話題に移る。 興味心身で見ている黒人カップル。 私も立ち止まりはしなかったが、この中の人の一人だ。
なんなんだろうか。 全てがいやな形に歪んで見えるのは、暑さのせいにしてもいいのだろうか? 悪い夢を見せられているように、 納得いかないまま私もその場を去るが、 気分が悪くなりそこら辺の壁に寄りかかる。 少し休むがその後もまるで歩いている感覚がないまま、 ふわふわと目的地に着く。 SKRの家についた後、段々私も見た現場を忘れていった。 そんなものなんだ、結局。
だってその一時間後にはよだれをたらして昼寝をしているんだから。
あぁ、眠い。 胃が痛い。
深い闇に、眠りを求める。
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