The Five Senses
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2004年05月08日(土) |
Anti-America |
この国の人間はどこかおかしいのではないか。 なぜ彼が今だ支持されているのかわからない。 あの彼が言い訳とした言葉の裏をつくより、 そのまま受け取り心を動かされるのだろうか。 パトリオット精神を煽り、その活動力でほかの国を潰しかけていることに気づかないのか。
世界は、全く混沌としている。
本当にあきれてしまうほど自分の今あるパワーを思うままに使う自分勝手なまでの行動、 そしてそのパワーに自惚れ、誇りに思う人々。 なぜ中東の人間がアメリカを嫌うのか、根本的問題を考えようともせず、 ただ自分たちを敵視するものを破壊していこうというその精神。
この国はマフィアと全く変わりないやり方でほかの国を巻き込み、 静かに、見えない手を加えてゆき、気づいた頃にはいつの間にかアメリカナイズドされている。 甘い蜜を差し出し、その代わりにその国の大事なもの、 物質的なものだけではなく精神的なものまでをも奪っていき、洗脳する とても有効でクレバーで汚い手口で相手を自分の手中に入れてゆく。
9/11のテロが国民に刺激を与え、ニュースペーパーでも ”なぜ彼らは私たちを嫌うのか?”と言う見出しも出た。 しかし結局この事件はさらに彼らのパトリオット精神を駆り立て、 ブッシュをヒーローに仕立て上げる。
気づかないのか。小さな日常の行為がテロリストを育てているのを。 偽ブランドバックやドラッグなどのほとんどが資金につながっていると言うのだから、 彼らの敵は自分自身で育て上げた怪物と言っても過言ではないだろう。
こういう話題は刺激がありすぎて、社会や人に対して不信を抱いてしまうので あまり触れないようにしているのだが、今回ブッシュが送るアメリカ兵がイラク人捕虜を 拷問にかけ、自白させていたのが明らかになったにもかかわらず、 国民はいまだブッシュを支持していると言うニュースを見てしまい、もう驚愕。 言葉も出ず。
この国がいつまでもヘジェモニーを保ち、世界の絶対的パワーを気取っているのなら この世は自然の成り行きよりも少なくとも1世紀は早く終わってしまうだろう。
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