Sotto voce
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友の葬儀後、なんだかもやもやっとした日々が続き。
日記にさえも手をつけられず1週間過ぎた。
そういう鬱々感を吹き飛ばさんと、今日は大好きなアーティストのライブに行って来た。
こんなことにならなければ、
彼も同じ会場でライブの感動と興奮を共有するはずだった。
ライブに行くに当たって、アルバム聞いて『予習』して当日に臨むわけだが、
聴きながら、ああ、今回はこれ演ってほしくないなあという楽曲があった。
大切な人をなくした気持ち、をテーマにした歌詞で、
友人のことがなければ、ああ、切ないいい曲だろうなあと
ライブで楽しみにするような曲なのだが。
最後の最後、アンコールのラストでやってくれやがった。
歌詞の一つ一つが自分の心に突き刺さって、
どうしても彼のことを考えずにいられなくなる。
もうあふれる涙をとめることができず、
隣の席にいた、高校のときの同級生で
そのバンドのファン仲間が驚くくらいに泣きまくった。
彼の元へ、彼の愛した音楽は届いているだろうか。
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