Sotto voce
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おかげさまで人生初の癌検診は異常なしのお達しを頂いた。
身体のどこにも異常はない。
疲れがピークに達したら腰か頭にその影響が出るくらい。
あと、半端でなく月のものがひどいことだけ。
じゃあ、心は・・・・・・?
今年の一月、ほんの数時間であったが
プチ失踪をかました、あのときの父の言葉が脳裏に浮かぶ。
「俺は胃がんでもなんとでも診察されて入院したかった。 (癌検診異常なしの診断をされたことで)逃げ場がなくなったんだ・・・って思った。」
あの時はなんて身勝手なことを、と憤りを感じたものだが
今ならなんとなくその気持ちが理解できる。
あの時父は、母が出て行ったことと職場での人間関係に悩んでいた。
結局これがきっかけで定年まであと1年残して職場を退職する決意をしたわけだが。
身体は健康でも、心は暗黒な迷路をさまよっているような気がする。
あのときの父も、そして今の私も。
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