止められなかった。理性とかモラルとかすべて吹っ飛んだ。君を追いかけていたころはこうなることを望んでいた。君を追いかけるのをやめてからこんなことになるなんて。私の肩を抱く君の熱い腕かすれた声でささやく誘惑耳元から離れなくて思い出すたびに私を熱くさせる。君の誘惑に落ちたもう元には戻れないこの先どうなるかなんてふたりにもわからない。