Sotto voce
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2005年11月14日(月) 今日のことを、きっと忘れることはないだろう。

11月14日。

大切な、とっても大切な友人が急逝した、昨年の今日。

あの悲しみと喪失感は、

まだざらざらとした感触で心の中にあるのに

もう、1年経ってしまった。


なぜ彼なんだ、と神様を恨んだ。

元々宗教とか信じないたちだけど

あの日を境に、心の底から神様の存在を信じなくなった。



聞こうと思えば、行こうと思えば

今日までの365日の間にそうすることができたはずなのに

彼のお墓参りに行く=彼が逝ったことを現実として受け止める、

それが怖くて、それを認めたくなくて

何もできないまま時間ばかりが過ぎた。



最期のお別れの日、眠る彼を前に誓ったこと

絶対に、自分で自分を殺したりしない

彼の分まで生き抜く。

時々、それを破りそうになるけど

何度かそう言う行為をしたけど

あともう少し、のところで何とか思いとどまっている。


2004年11月14日。

きっと、この日付を忘れることはないだろう。

来年も再来年も、この日を生きて迎えるたびに

彼のことと、彼への誓いを改めて胸に刻むことになるのだろう。


安積 紗月 |MAILHomePage

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