Sotto voce
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2006年11月24日(金) ふざける

一度眠ってしまえば、
よほどのことがない限り
朝まで目が覚めないのに。

今夜は眠れない。
何をしても眠れない。
それでもやっと眠れた…?と思ったとき
茶の間から聞こえてくる携帯の着信音。
父が、茶の間に放置したまんまらしい。

時計を見たら、3時前。
延々鳴らし、切れたと思ったらまた鳴り
あきらめる気配もなく延々鳴らし続け
これが繰り返されること5回、
さすがの私もキレた。

どこのバカが嫌がらせか!!と思いつつ
薄々相手はわかってるけど電話に出てみた。
一回目、無言。
その数秒後かかってきた電話の主は予想通りの相手。
父の同僚の女性。
父がこの女に手を出したおかげで、
うちの家族が崩壊した一因の女。
現時点で、私がこの世で最も嫌いな女。

父に代われという。
父は寝ている、夜中に何事か、と問うと
『私も眠れないんだ、代われ』の一点張り。
ふざけるな、自分が眠れないからって
眠れないほど父に何か言いたいことがあるからって
他人まで巻き込んでいいと思ってんのか。

大体、この女が父ともめて出勤拒否してるばかりに
父は一人で仕事をしているというのに。
出勤拒否の発端は父にあるにせよ、
相手との取引を反古にするわけにいかないから
出荷日ともなると日がのぼる前から仕事場に行って
ノルマをこなしているのに。
そして、今日はその出荷日で、5時には家を出るから
ぎりぎりまで寝かせてあげたかったのに。

電話に出なければよかったと思った。
黙って電源を切ってしまえばよかったんだ。
でも、そうすれば多分この女は家電を鳴らす。
それでも出なければ家まで来るだろう。

下手なストーカーより性質が悪い。
これが、夫も子供も孫もいる女のすることか。
うちの家庭をめちゃくちゃにしておいて
ちょっと父とトラブったらそれか。
世間の噂に翻弄されて、
私が一人悪者にされてる、と私にまでぼやく女。
私から言わせてもらえば、
この女と一緒にいるおかげで
ただでさえ悪い父の評価は
ここ数年でがた落ちだというのに。

どうして父もこの女の愚痴に付き合うんだ
こんな夜中に電話するな!と
一喝したりしないのか。

ささくれ立ってくる心、
もうきっとどんなにしたって眠れない。
仕事するには最悪のコンディションだろうけど
眠れないんだから仕方ない。


安積 紗月 |MAILHomePage

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