Sotto voce
DiaryINDEX|past|will
付き合いが長いからといって 絆の深さと比例するとは限らない。 それはわかっていた でも私には、それしかすがるものがなかった。
其処は、ずっと私の居場所だった でも、いつの間にか私のいた場所を 誰かにとって代わられて 私はそれを ぎりぎりと歯がゆい思いをしながら ただ見ているだけしか出来なかった
いつまでも隣で笑っていたかった でもあなたはずっとずっと向こうで たくさんの人に囲まれ笑いながら 遠く離れた私など気にしなくなった
居場所を奪われたのなら 再び奪い返すか 新たな居場所を求めて歩き出すか いくつでも方法はあるはずなのに
私は涙に暮れながら かつて自分がいた場所を いまは他の誰かがいる場所を ただ黙って見つめているしかできなくて。
|