Sotto voce
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2007年09月13日(木) |
その人の『特別』でいたかった。 |
大好きだから 大切な人だから その人にとって「特別」な存在でありたかった。
母親にさえ「いらない子」扱いされるぐらいだから よほど自分の人間性に問題があるんだってずっと思ってた。
いつも基本的に一人、もしくは少人数でいた子供時代。
だから、恋人とかそんなんじゃなくても、 自分と仲良くしてくれるその人にとっての 『特別』な存在でありたいという気持ちは人一倍強いと思う。
だから、こんな人間として女として欠陥のある私を 妹のようにそばに置いてくれるその人にとって 自分は男女の垣根を越えた特別な存在なんだって思いこもうとしてた。
…でも。 ずっとわかっていたけど、それは単なる私の独りよがりで。
某SNSに加入したことで、彼の周りには新たな『仲間』が増えていって。 そこで新たなサークルを立ち上げたから、 彼に必要とされるなら、裏方としていろんな雑用をこなすのは 苦でもなんでもなかった。
でも本当は、それを良しとしつつも 明らかに他の女の子と自分の扱いの違いに 醜い嫉妬を燃やしている自分がいる。
そうなったらもう、あたしは単なる便利屋なんだろう?とか あたしが此処にいてもいなくてもいいだろう?とか 途端に後ろ向きな考えになってしまう。
ただ一言、嘘でもいいから 「俺にはお前が必要だ」 その言葉があればまた頑張れるのに。 どんなにへこんでいても優しい言葉ひとつかけてくれない人だから。
それが彼の優しさなんだという人もいる。 そう言う人なんだってわかっていても 他の女の子にそうしてるようにあたしにも優しくしてほしかった。
であった頃は、一緒にいれるだけでいい ただそれだけの気持ちだったのに いつの間にこんなに欲張りになったんだろう。
恋人でも肉親でもないあたしが その人の「特別」でいようとするなんて 思いあがりもはなはだしいってことを 自嘲気味に気付かされただけ…
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