惜春別日乗
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目があったら、にこっと笑みを返してくれる。
二人きりの時、私の髪を指でかき上げたり、頭を撫でたりしてくれる。
黙っていても、何となく触れている。
優しい手で、優しく撫でてくれる。
耳元で「好きだよ」「愛してるよ」って言ってくれる。
抱きしめた後で。
辛いの、と話しているときは、心配そうに覗き込んで話を聞いてくれる。
そして・・・ぎゅっと抱きしめて、「心配ないよ」と言ってくれる。
いつか、いつか、叶うんだろうか。
願っていれば、叶うんだろうか。
ずっと、思春期からずっと、願ってやまなかった。
誰か一人でいいの。私を必要として、側に置いてくれる人。
こんな私でも、可愛いと言ってくれる 唯一の人。
会いたいと探し続けてた。
今は・・・今は・・・どうなんだろう。
何にも見えない。
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