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遊歩のデジアド日記etc.
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2003年01月26日(日) 今日のフロ / BBSの続きというか、賢の贖罪話というか・・・

は〜い、今日のフロは結構面白かったんじゃないですか? まぁ、すっかりギャグな話というかドタバタというかワケワカランというか・・・ 思えば、はじめて私がデジアドに出会ったときに期待していたのが、この手のギャグ話でして・・・ まぁ、某脚本家のお名前を目にして「デジ=ギャグ」と勘違いしていた自分が、今となってはなんともお恥ずかしい限りなんですけどね^^;

ま、そんなわけで、感想らしい感想になるかはわかりませんが、今回はもしかしたら感想書くかもしれません♪ とりあえず、来週まで某大学で授業があるので、どちらにしても感想かけるのは2月中旬になりますけどね。

まぁ、デジアドを見ていたときのような期待を、フロにほんの少しでも期待していた自分が間違いだったんでしょうね(苦笑)

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そうそう、フロを見る前にどれみも見たんだった。 どれみ、今日が最終回でしたね。 まぁ、いかにも最終回らしい話だったとは思うのですが・・・ ごめんなさい、今回、私完全にパスです(汗) 今回の話でいたく感動した方は、ちょっぴり飛ばして読んでくださいませ。

・・・で、何がダメだったかって、卒業式であそこまでおセンチになるやつはいないんじゃないかってことで・・・ 親しかった友達と離れ離れになってしまう不安は、経験したことがある人もいるだろうけれど、死に別れを除けば、どれだけ離れていても、あそこまで「みんな、私から離れていっちゃう・・・」なんて思うことはないと思うんだけどなぁ。 私自身、気がつけば周りに誰もいない・・・って思うことは多々あるけれど、あそこまでこもること自体もなかったから、悪いけれど共感できませんでしたし、なんだか、スタッフがムリやり感動を押しつけようとしてるみたいで、ちょっと気持ち悪かったです。 もちろん、これはあくまでも個人的な感情に過ぎないので、素直に感動なさったかたがいるのも当然だと思いますので、その辺はどうかよろしく汲み置いてくださいませ。

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そんなわけで、BBSで書くと長くなりそうなのでこちらで書きます。

【賢の贖罪について】
(案の定、一旦ここまでを登録した直後に、見事にパソがフリーズ・・・言霊って、ほんとなんだねぇ)

ここからまじめモードになってみます。(ほんとは、サイトのよろず語りですべきことなんだけどね・・・それはそれ、いずれってことで・・・^^;)

最近、この自己満足度500%くらいの当サイトにいらしてくださったむしさんのおかげで、本放送視聴直後に色々思っていて、そのまま文字にする時間がなく過ぎ去っていったことを、再び考えなおすきっかけになりまして、その流れで、BBSに書くと長くなりそうなので、私の思う賢の贖罪の件について語ってみたいと思います。

まず、最初に断って置かなければならないのは、WSタグテのことですが、もちろん、賢の過去話が気になって、一通りゲームクリアするところまではやりました。・・・が、うっかりクリア後にセーブをしてしまったため、賢がデジワーに行く下りはいつでもプレーしなおせば見れるんですが、暗黒のタネを受けるところは記憶がかすかになってしまっていまして・・・ それに加えて、タグテをプレーし始めたのも、確か本編が終わるか終わらないかのころでして・・・そのせいもあって、02の時間軸を考えるときには、基本的にアニメを中心に考えてしまっているというのがあります。

それを踏まえて(そして、吉村氏のサイトにあったPDFも資料にして)賢とデジワーの出会いを考えると、次のようになるのかと思っています。

2000年春:
・賢と治の元にデジヴァイスが現れる
 2人の目の前に現れたデジヴァイスを、治は「自分のものだ」といい、その頃、賢は、治に対して尊敬の念だけでなく、完全な形にはならないながらも、嫉妬心みたいなものの原型は抱いていたのではないか?(賢が、目の前に現れたデジヴァイスについて、「あれは治兄さんのものだ、だって、治兄さんはなんでもできる、なんでも持ってる・・・ 治兄さんがいなければ、僕があそこ(両親の元)へいけるのかな?」らしきことを考えていた・・・というように、23話を視聴したかぎりでは、解釈することができると思うのですが・・・)

・賢、“治兄さんのデジヴァイス”で一度デジワーに行く
 この時点の治兄さんの気持ちも語り出したらとまらないのですが、とりあえず賢に集中すると、このとき賢がどんな冒険をしたのかはまったく描かれてないのでわからないけれど、かなり元気な様子でデジワーから戻ってきたことから、あれがタグテの舞台だとは思えないのではないか?(それに、吉村氏のPDFによると、治兄さんが事故にあったのち、賢がタグテの冒険をすることになっているようだし。) 多分、このときの記憶自体、自分で封印してしまっているんじゃないかと思うのだけれど、このときは楽しい思いだけをして現実世界に戻ってきて、その後の治とのやり取りで、以前よりもはっきりした形で治に対する憎しみを抱いているのは、多分23話から読みとって問題ないんじゃないかと思われる。

・治兄さんの事故死
 吉村氏のPDFによると、事故は、2000年春と2000年夏の間に起きているそうです。


2000年夏:
・タグテの冒険?
 タグテの時間軸も、実は良くわからないのですが、少なくともタグテのOPを見る限り、治兄さんは出てきません。また、発売日や、02本編でのいろいろな会話(33話あたりの光子郎さんとの会話等)からしても、少なくともタグテでの出来事(=暗黒の種が埋めこまれる)は、2000年夏の出来事じゃないかと思われます。 問題は、43話で、賢がワムに対して、「はじめてデジワーに行って、キミ(ワム子)とであったとき・・・」のような発言をしていた記憶があるのですが、少なくとも賢がワムとはじめてであったのはタグテの時、それより前にもデジワーに行ったことがあるとすると、言っていることが矛盾してしまうのですが・・・。(まぁ、そもそも、この当時の記憶に関しては、賢はかなりあいまいにしか覚えてないみたいなので、タグテ=初デジワー行きというのは、賢の記憶違いと考えられなくもないですし。)


2000年秋〜2001年秋の間のどこか:
・及川からのメールにより、再びデジワーを訪れる・・・はずが、暗黒の海に行きつき、デジヴァイスを暗黒D3にかえる。このときの賢の髪型などからすると、なんとなく小4の頃の出来ごとだと思われるが、時期はあまりはっきりしない。 ただし、半そでの制服を着ていたところからすると、2001年初夏〜夏くらいの出来事か?

2002年春までに:
・デジモンカイザーとしてデジワーに赴く

・・・以後は、本編での通り。(2002年夏休み中にワム子の死→改心(02・23話ってことで。)


吉村氏が、どこまでゲームのほうの内容をご存知だったかがわからないので、上の年表は、私が02本編&吉村氏の手記を元にして、最大限つじつまが合うように考えた年表に過ぎませんし、ゲームのほうを元にすると、きっとかなり矛盾が生じてしまうと思います。 でも、私にとっては、アニメのデジモンとゲームは別物だと思っているし、タグテ〜ブレテマまで一通りプレーしてみたものとしても、あれの流れとアニメを完全にリンクさせるのはムリがありすぎると思います。 ということで、上の流れを前提に話させていただきます。

・・・・・


そうすると、むしさんの前提とは根本が違ってしまっているのですが、賢は、暗黒の種の力を借りることなく、自発的に治兄さんに対して憎しみの感情を抱き、治の事故のきっかけが賢がらみなのかは別として、タイミング的には、「治兄さんなんていなくなってしまえ!」と願ったとたんに実際にいなくなってしまった・・・ これは、賢にとっては、かなりショックだと思うんですよね。 誰だって、言葉で「いなくなってしまえ!」というのと、それが実際に実現してしまうというのとでは別次元の問題だし・・・(犯罪にしたって、少なくとも法的には、「犯したい」と思うことと実際に行動を起こすことは完全に区別されてますからね)。

そんなわけで、賢にとって治の死の原因は自分の願望であり、そんな願望を抱いてしまったことに対してすら罪悪感を抱いていたと思うのですが、それに加えて、“治を死に追いやった”願望のなれの果てが“天才少年”の状態で、実際には治がいなくなっても、賢が賢である限り現実世界に賢のいる場所はなく、治に成り代わるしか自分の存在できる場所がなくなっており、しかも、いざ治と同じ場所に立ってみてはじめて、両親を含めた周囲のものがもてはやしていたのは治でもなんでもなく、治の中の“天才”に過ぎなかったということわわかるわけで・・・(と、少なくとも個人的には思っています。治兄さんも、両親が自分に何を見ているのか、きっと悟っていたんじゃないかと思ってます。)

結局、治がいてもいなくても、現実世界に自分の居場所を見つけることが出来なかった賢は、及川のメールに誘われてカイザーの道を歩んでいくことになるのですが、及川の誘導の内容はわからないものの、それを受け入れてカイザーになることを決意したのは賢自身だったわけだし(いくら心の隙に付け入られたとはいえ、賢にはメールを拒否するというオプションもあったわけだからね)、カイザーとしての行為の責任(ひいては、その後の贖罪の対象)は賢にある・・んだと思っています。

もちろん、賢には同情の余地があるわけで、恐らく及川からのメールには、デジワーはネットゲーのような、架空の存在だと書いてあったんじゃないかと思われます。だって、当初から21話にいたるまで、賢の発言の節々に「デジワー征服はゲームなんだ」と認識していると思わせる内容が彷彿としてますから。特に21話では明白にその辺を口にしてますし、8話で大輔をいたぶっていた(・・・って書くと、なんかヘンな表現だな^^;)時も、いくらタケルたちのかわりにバケモンを使ってたとはいえ、デジワーがもう一つの現実だと知っていたら、単なるうっぷん晴らしのためだけに、生きてるものを他のデジモンのエサにしようだなんて、“優しい”賢には出来ないと思われますし・・・ 逆にいうと、デジワーが単なるゲームの世界だと思っていた(というよりは、自分で暗示をかけるかのように思いこんでいたんじゃないかと思うけれど)からこそ、あそこまで滅茶苦茶なことが出来たわけで・・・。

しかし、いざふたをあけたら、デジワーもデジモンも、自分がカイザーとして行ってきた全ての行為も、れっきとしたもう一つの現実だったと告げられるわけで、そのことを認めた瞬間に、賢の第二の罪は発生するんだと思います。「単なる仮想の世界だからこそ、自分の鬱憤を晴らすためだけに他者に対してヒドイ行いをしてきた、だって、それは現実には存在しないはずだから・・・ でも、実際には違っていた。8話のサッカーの試合の時等、デジワーもデジモンも現実のものだと気づくきっかけがあったにもかかわらず、自分で“ゲームなんだ”と暗示をかけていた・・・ しかも、そもそものきっかけだった鬱憤自体、両親や周囲の人たちに認められないのは自分の至らなさが責任だったはずなのに、それを治兄さんをはじめとする他人に責任転嫁し、自らを反省しないことが原因だった・・・」ってことで・・・。(まぁ、賢が現実逃避したくなる気持ちは十分に同情の余地があるけれど、それと、その結果発生する罪は別ものだし。)

と、そんなわけで、賢は11歳(いや、実際には9歳のときか・・・)にして、他人を死に至らしめたことに対して生涯をかけて償うことになったわけで、一度はそこから目をそむけようとしたばかりに、カイザーとしての悪行を引き起こしたわけなので、それに対しても罪を負わなければならないわけで・・・

そうやって考えると、あの時、二人の前にデジヴァイスが現れたとしても、現れなかったとしても、遅かれ早かれ、似たようなことは起きてしまっていたんじゃないかな・・・と思います。

それと、暗黒の種についてですが、本編でいまいち説明がなくって、実態が良くわからないのですが、恐らくは、心の中の闇を増幅させるようなアンプの役割を果たすものなんじゃないかと思われます。ってことは、いくら暗黒の種を埋められようと、種子が発芽する状況が整わなければ何も起きないというか、無害というか・・・ まぁ、実際には、闇の心を一生涯持たずにいきるというのは、かなり難しいことだとは思うけれど、あの種を活性化させる根本の原因は、種自身ではなく、その宿主の心持ち次第じゃないかと思うので・・・(最終話でも、ダゴモンの海は、人の暗い心が作り出したもう一つの現実、といったようなことを賢が口にしてましたし) そんなわけで、暗黒の種を免罪符にすることは出来ないんじゃないかなァ・・・と、(あくまでも)個人的には思っています。

・・・・・


とまぁ、上手く言葉にできないけれど、こんなところですかねぇ。多分、全然的を射てないとは思うのですが、少なくとも私にとっては、賢が心に罪を抱えた子だからこそ、ここまでいとおしかったりするのかもしれません。 ああ、48話(というか、及川さん)について触れる時間がなくなってしまった(現在27日早朝4時、まだ、今日使う教材つくってない(汗))ので、いずれ近いうちに、及川さんトークでもしてみたいと思います。

長々と語ってすみません。 でも、久しぶりにこの辺のことを言語化しようとするきっかけがいただけて、心より感謝しています。 機会があれば、チャットとか・・・リアルタイムで、いろんな人とお話してみたいな。



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