◎ 先生へ。 ◎


望む事は何もありません。
薬にも
医者にも。
この病気の兆しが現れてから、ほぼ丸1年が経ちました。
どんな本でも
『うつ病は早期発見・早期治療をすればそれだけ早く治る病気です』
と歌ってありますが
それなら私は一体何だというのでしょう。
異変に気付いたのは早い方だったと思います。
だから最初は、診断書の病名だって『抑うつ症状』だった。
それからは
医者に言われた通りに薬を飲んで
医者に言われた通りに無理を減らして
自分なりに頑張ってみたつもりだったのに。
1ヶ月経っても
2ヶ月経っても
5ヶ月経っても
私の症状は、良くならず、寧ろ悪化していく一方で。
32条の申告をする為に、再び診断書を書いてもらった時には
『抑うつ症状』だった筈の病名が『神経性症うつ病』になっていました。
入院を勧められた時、先生は言いましたね。
「劉さんのうつの度合いは、かなり重い方だと思うから」
初めて診察を受けた時、貴方は「中程度のうつ症状ですね」と言ったのに。

何故、早期に発見し、治療しようとしたのに、症状が悪化するのですか?
何故、入院しても、結局何も改善されなかったのですか?

だからもう、望む事は何もありません。
だから、それなら何を頼れば良いのかと、今悩んでいるところです。
どうすればこの症状が改善するのかと、模索しているところです。

…ねぇ、先生。
私はどうすれば良いのですか?
私はあとどれぐらいで治りますか?

…今日の診察で、どれだけ私が悲しくなったか、気付いていますか?


   − 2005年07月16日(土) −

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