◎ “悲劇”と言って良いですか。 ◎

…告られたっぽいです…。

チャットとメールと手紙でしか知らない人に。

貴方のことが好きだから、俺のことをどう思っているのか、
他に男がいるのかを教えて欲しい、とか手紙に書かれてた。
…正直、勘弁してくれよ…。

文面onlyのソトヅラに騙されたのか
精神的に異常なところに親近感を感じたのか
どちらにしろ、私は彼に対する警戒を解けない。

私も彼も、『ポジティブなネガティブ』だと彼は言った。
…私が貴方にどれだけ気を遣って言葉を選んでいたか、知ってる?
ポジティブを装うためにどれだけ苦労してるか、知ってる?
泣きたい時に、回らない頭で、震える手で、歯を食いしばって
時間に追われながら必死で手紙を書いてたこと、知ってる?
…それも出来ないくらいに、今弱ってること、知らないでしょ?
だから手紙を止めたってこと、知らないでしょ?

こんなに苦しい人間関係、私は嫌だ。
本当はもう止めたい。だけどね、私に残った変な理性が
偽善的としか取れない、おかしな私の生温い優しさが
私が本音を言うのを押し留めてるんだよ。
私の心を潰して、殺して、人の為に努めてるんだよ。

貴方のことは好きだとは言えないけれど、嫌いじゃないよ。
自分を殺すことが常になった自分が一番嫌いだ。
結局最後には貴方を傷つけてしまうんだろうね。
でも、私は自分が嫌いだ。だから、貴方を好きにはなれない。
…そう正直に伝えられたら、どんなに楽だろうね。
自分を偽る癖を治せれば、どんなに楽だろうね。

   − 2005年12月05日(月) −

BACK INDEX
MAIL URL

My追加

Illustration by : 夏の空色
Design by : [ m  U ]