君に出会う前、
ずっと僕はひとりぼっちだった。
まわりには
センセイもリョウシンもトモダチもいたけれど、
僕はずっとひとりぼっちだった。
だから僕の世界には
ウレシイもカナシイもサビシイもセツナイもなかった。
だけど僕は、君に出会ってしまった。
君は僕に全てを与えた。
ウレシイもカナシイもサビシイもセツナイも。
勿論、一番に知ったのは『イトシイ』だった。
誰よりも『イトシイ』君が僕から去る夜。
誰よりも『セツナク』て『サビシク』て、涙が流れた。
その夜、やっぱり僕はひとりぼっちだった。
『フタリ』を知った『ヒトリ』の僕は
『コドク』を知って世界を憂いた。
君と出会う前と後。
どっちが『シアワセ』だったかな?と考える、
今日も変わらぬ、ひとりぼっちの夜。
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