コトバアソビ。
無断引用お断り。

2002年09月20日(金) 歌われない唄。


今も未だ

懐かしく響く

君の唄。

もう唄うことは無いんだよ、と君は笑うけれど。

今も未だ、

ココロに懐かしく響くんだ。

秋色の空が

小春日和にぽかぽかと。

少し乾燥した風に僕は

軽く君の唄を口ずさんだ。

今の君は、昔の君のままなんだよ、と。

口が裂けても言えない事を、唄が代わりに告げたのに。

懐かしく響くこの唄が、

セピア色の思い出を奏で出して。

この坂を下る君と僕は昔のままだったけれど。

少し乾燥した風が

君の髪を強く撫でたので、

この唄が、君に届く事は無かった。

風が止んで、秋色の空に小春日和がぽかぽかと。


僕と君は、何時かのように肩を並べて下って行った。



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本田りんご

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