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推敲もせずに書き連ねていますので、事実関係に間違いがある可能性もあります。ご了承ください。


2004年08月07日(土) コンサート後・その2

コンサートが終わって、ゆっくりする暇もなく・・。
12月の、コーラスやオーボエなどと共演するコンサートの合わせに、昨日、今日と連続で行ってきました。
オーボエの共演者さんは、私より2才上の、朗らかなお姉さん。
今日初めて合わせたのですが、曲がかなり楽しいので、合わせもハイ・テンションでございました。
コンサート後の疲れや落ち込みが吹っ飛んでいくような、そんな楽しい音楽の時間。
こんな風に常に楽しく楽しく、音楽とかかわっていけば、コンサート後に落ち込むこともないんでしょうけど(笑)。ま、それじゃ深いところへはたどり着けませんからね。


そしてさらに明日は、突然決まったのですが、小さな頃に習っていた富山のピアノの先生の発表会に、ゲスト出演することになりまして。
今度こそ、リラックスして弾けそうです。

しかし、コンサート後、いろいろ、考えました。
私に足りないのは、明かに「プロ意識」だな、と改めて反省。
いつまでも、学生だから、と甘えるわけにはいかないんだよな、もう。
いつかピアニストに・・・、じゃなくて、コンサートを開く以上、すでにピアニストなのだから。
ミスがどうこうよりも、もっと音楽的・人間的な部分を見て欲しい、ということは、以前から書いているし、今もそう思うけれど、でも、ミスは、ないに越したことはない。自分をピアニストだと堂々と言うためには、少なくとも安心感のある、安定した音楽を常に提供できるようにしなくてはならないわけで。
緊張したくなくても必ずしてしまう、その本番の恐ろしさを考慮した上で、それでもある一定のレベルを確実にクリアしていなくては、評価はどんどん下がっていく。
舞台っていうのは一発勝負、一度しかその演奏は出来ないのだから、「練習だったらもっと出来るのに」なんていう甘い考え方ではダメなんだよな。
普段、どう練習しているのか、どう自分の音を聞いているのか、それが結局本番の舞台では恐ろしいほど鮮やかに出てしまうのだな、と、改めて実感。

一曲や二曲弾くだけと違って、何曲も弾くソロコンサートの場合、お客さんの受ける印象というのは、やっぱり全体の印象であって、たとえ一曲、自分でものすごく満足できる演奏をしたとしても、他の曲のレベルが低ければ、感動は分散されて薄くなってしまうわけで。
結局、普段の練習で、どれだけ地道に、誠実に、確実に弾いているかって事なんだよな。
・・・と、改めて気持ちを入れ替えているところです。

そんな風に反省していたところに、私のコンサート評を書いてくださった方がいらっしゃいまして。
読んでみたところ、まさにその通り、お見事・・。と頭が下がりました。
主に富山で開催されるピアノのコンサートによく足を運んでいらっしゃる方のHPです。
こちら→光と風と夢 音楽会などの感想・印象 中沖いくこ


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