アイ ナンカ イラナイ。
夏野 空の日記

2002年02月14日(木) とろ・・・・り

朝から大忙し。
山のような仕事はちっとも減ることを知らず、
まるでオイラをからかっているよう。
夜は、注文しておいたチョコレイトを取りに行かなきゃならない。
しょうがないので昼休みに病院へ行く。

医者と軽口を叩きながら治療してもらうのだが、
ヘタに愛想よくしていたばっかりに、ヘンなのに気に入られた。
明らかに新人。下っ端。
それはいい。
誰だって新しいことを始める時は新人だ。
下っ端から始める。
が、オドオドしている上に、話していることがツマラナイ。
ツマラナイだけならまだしも、同じことを何度も聞く。
しかも次々間違える。
人の話聞いてるんか?
イイ加減に聞くくらいなら話すな、と思う。
相槌を打つのもメンドウになる。
目を瞑って寝たフリ。
ベッドの上で横になっている間はコレに限る。
でも別のカッコイイ兄ちゃんの時は目パッチリだ。

昼ご飯を10分そこそこでかき込む。
ここ数日、まともに食べていない気がする。
今日は食べられただけマシ。

涼子ちゃんからバレンタインのメールが届く。
が、どうも一時期流行った「不幸の手紙」っぽい。
「このメッセージを独り占めしてはいけない」だの、
「このメッセージを他の5人に出せば願いが叶う」だのと英語で書いてある。
「不幸の手紙そっくり」と涼子ちゃんをからかってみたら
「そんなことないモン!」と返事がきた。

バレンタインだしなぁ、と自分でもワケの分らない理由で、
某店員にメールを打ってみる。
「起きてる?イイ天気だよ。遊びに行きたい。」

打った数分後に曇ってくる。
なんだ。オイラってそんなに日頃の行いワルイのか。

タイムリミットを迎えて即行退社。
御用達の店にチョコレイトを取りに行く。

懐かしい通勤経路を通る。
前の家はご主人様の家と方向が同じだったので、帰りはいつも一緒だった。
昔のことを思い出しながら地下鉄に揺られていたら、
ご主人様によく似た背格好の人がいる。
アタシ達が降りたのと同じ駅で降りた。
その人はご主人様が向かっていったのと同じ改札に向かっていった。
アタシは昔と同じく逆向きを目指す。

チョコレイトを手に入れて、また渋谷方面へ戻る。

夫と自宅近くの居酒屋で待ち合わせ、軽く呑んだ後帰宅。
どうやら今年のチョコレイトはお気に召したらしい。


今年アタシが手に入れたチョコレイト。
お約束通り、魔法がかかっていた。

とろり、と。
とろり、と。
とろぉりと溶けた。

とろり、とろり、と胸で溶けた。

とろり。
とろり、と何かが溶けた。





〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜
愛してくれる?

んで、気に入ったらヨロシク→My追加

 < 過去  INDEX  未来 >
麗香@夏野空 [MAIL] [MILK PITCHER]
 
エンピツ

/FONT