アイ ナンカ イラナイ。
夏野 空の日記

2002年07月03日(水) どうしたらいいのか分らないんです

疲れたので。

誰か支えてくれませんか。

泣きたいので。

誰か泣ける場所を提供してくれませんか。

随分と待ち続けたので。

誰か待つのを止めさせてくれませんか。



少し早目に目が覚める。
強めの眠剤を飲んでいるのに6時間も眠らないで目が覚めてしまう。

すっきり。
はっきり。

何が目的なのか分らないままネットを立ち上げ、某チャットに顔を出す。
何が目的なのか分らないまま世間話をして、ふと、
ああ、今日は薬をもらいに行く日だ、と思い出す。

顔を洗って着替えて化粧をして。出かける支度。
何も考えていなかったのだろう。
気がついたらもう病院の前に着いていた。
アタシの頭は40分近く思考を停止していたらしい。
が、早く来すぎたらしく、閉まったシャッターの前で男のコが一人立っていた。

「今日何時からでしたっけ?」

耳が不自由なコだった。
身振り手振りで会話する。
どうやら1時間も早く着いてしまったらしい。

することもなくボンヤリと待つ。
シャッターが開き、待合室に入ってからもボンヤリし続ける。
かろうじて呼ばれたことには気付いて診察室に入る。

「変わったことはないですか?」
「ええ」

にこり。
にこり。
にこり。

診察の帰りにアチコチのお店を覗いて買い物をしていくのが習慣になっている。
新しい職場の雰囲気に合うよう、スカートとブラウスを買うつもりだったのだが、
何故か下着を買ってしまった。

何やってんだ。ばか。

夫にメールをしたら、帰りが遅くなるそうだったので、何か食べて帰ることにする。
けんたっきーふらいどちきん。
大好きなんだけれど。
いつもは美味しいんだけれど。
何故か今日は「もそもそ」と。
味もよく分らない。
昨日も「もそもそ」だった。
そして今日も昨日も「うっくん」と飲み込んだ。

泣きたくなってきて。
けれど帰りたくなくて。
けれどどうしようもなくて。
こんなところで泣きたくはなかったので電車に乗った。
けれど。けれど。
泣きたい気分はそのまま治まってはくれず、いつものように歯を食いしばっていた。

電車の中でなぁ。
近くにいる人が突然泣き出したらヒクだろう。誰だって。

そんな状態だったので、アタシはろくすっぽ焦点が合わないまま下北についた。

「寂しい時はお酒呑んじゃダメだよ。余計寂しくなるからね。」

昨日、メッセンジャーで知り合いに言われたばかりだったので、
ちょっと踏みとどまる。
でもね。
呑まなくてもね。
やっぱり泣きたい気分は治まらないし、やっぱり寂しいままだ。

ネットを立ち上げてメールチェック。
「オイラが崩壊した日」を読んでくれた人からメールが入っていた。
そのメールについてしばらく考えてから、日記のチェックをしていたら
小夜ちゃんがアタシの日記をMy登録しているのを見つけた。
彼女のサイトのBBSにある書き込みを見て再び考える。
彼女達に話したい「たくさんのこと」を飲み込む。
文字でやりとりするよりも、実際に顔をあわせて話をした方が通じるのだ。
こういうことは。

夜、昨晩のアタシの様子を心配してくれたメッセンジャーの知り合いが
電話をかけてきてくれた。
話しているアタシの声は自分でも分るくらい明らかに普段と違ったトーンで。
口調も「もったり」としてしまっていた。
ダメだ。コントロールできない。
お好み焼き食べに行こうね、と言って切る。

何やってんだ。ばか。

以前、フェティッシュバーのボスに言われた言葉を再び思い出す。
「麗香さん。自分を癒してあげることも必要ですよ。」

ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。


だから言ってるじゃないか。

アタシは自分の癒し方なんて知らない。





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麗香@夏野空 [MAIL] [MILK PITCHER]
 
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