アイ ナンカ イラナイ。
夏野 空の日記

2002年08月18日(日) 夏の終わり

誕生日にもらったひまわりの花束はとうに枯れてしまった。
そういえば最近、はに〜達と遊んでいないせいか、バラ鞭が埃をかぶっている。

バラ鞭も気になるけど首輪だ。
ゆらゆらと。風鈴か。
けれど揺れない。
昔は綺麗に揺れたのに。

このまま夏が終わるのかどうかは分らないけれど天気予報は
「台風がすぎると秋の陽気になるでしょう」と告げている。

台風め。首が痛い。肩が痛い。

辛いよ。ダーリン。

気がついたらSALON用のマイコースターがかなりの数になっている。
中にはマイ箸まで一緒にぶら下げているコもいる。
アタシは彼女がスキだ。

とりあえず男には泣いてもらう。


夏休み最後の今日。あるいは週末日曜。
やっと休日らしい過ごし方をした。
お香と蝋燭を買いに下北の町をぐるり、だ。

雨が降りそうだったけれど傘は持たない。
風が気持ちよかったので化粧もしない。
ふと、横を走るこの道路の続いている先を思う。

「すぐ近くだと思っていたよ。」

おそらくは数年前、そこはアタシのテリトリーではなかった。
肩で風を切って通りを歩いていたのはアタシではなかった。

スズナリの近くの雑貨屋に行く。
ナグチャンパが安いのでいつもまとめ買い。
ここの雑貨はスキ。
あのオブジェはいつか手に入れてやる。

どこかで見たような燭台を見つけた。
これを眺めたのはアタシだけではなかったはず。
そして一角に大量生産されているボトルランプ。
一通り手にとって「もういらない」。

ナグチャンパだけ買って次の店を目指す。
書籍と雑貨とCDと。
雑多な店内はその人々も多種多様。
いつもと違うお香を一つ選ぶ。

久しぶりの店内をうろついていて、ふらふらしていることに気付いた。
そうだ。
寝ていないのだ。

表に出たら雨がパラついていた。
急いでいるつもりの体はコントロールが利かない。
人ごみの中をふらふらと。
雨に降られてゆらゆらと。

けれど帰らない。


蝋燭。が。欲しい。


アタシの好きな蝋燭はなかなか売っていない。
下北では今のところ1軒。
そこももうすぐ扱わなくなるので。

どこかへまた。ふらり。


家路につきながら考える。

そう言えばあの香りはどこへ行ったのだろう。





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