午前中、病院へ行った。
この整形外科は昨日ネットで見つけた。
「ウチのサイト、結構厚みがあるでしょう」という自慢げな。

診療科目と専門と。
診察曜日が分ればいい。
お天道様もご存じない。

よい天気だったけれど、バス停から距離があると歩くのにムリがあるので
用心のためにタクシーを使った。

スムーズに進む検査。
思ったより早く迎えた診察。

先生。
アナタの業績を伺いに来たんじゃありません。
頚椎は置いといて。
足首が痛いんです。

湿布と鎮痛剤を処方してもらう。

薬局に寄って薬を出してもらってからバス停へ向かう。
元来た道を戻る。バスで。
一昨日より昨日、昨日より今日。

痛い。

「痛いのは好きでしょう？」
「痛みの種類が違います。」

やはりあっちに行っておけば良かったか。
出社したら会社のリストで違う病院を見つけよう。

夕刻、らぶりーはに〜から電話。

「痛いよぉ。足首が痛いんだよぉ。歩くの大変なんだよぉ。明日、松葉杖借りに行くんだよぉ。」

呆れてそれでも迎えに来てくれたはに〜。

「なぁにやってんだか。まぁた酔って転んだの？」
「なんでだよぉ。仕事中に座っててダルくなった足首回してたらアキレス腱が
　炎症起こしちゃったんだよぉ。はに〜だって車すげー汚いままじゃん。」
「アタシのは台風のせいなの。台風に文句言ってちょうだい。」
「晩御飯食べた？」
「食べてないけどあんまりお腹空いてない。」
「そっかぁ。お煎餅齧ってしのいでたよ。」
「何か食べて行く？」
「ううん。いい。」

久しぶりにはに〜とドライブ。
近かったはずの家は何故かどんどん離れていく。
この道が終わらなければいい。

ウチでちょっとおしゃべり。
ＳＭ小説の話。
回廊の話。
終点まで行き着けたら開放してやると言われたＭ女は終わりを目指して
苦しいまま進み続ける。けれど同じところをぐるぐる回るばかりで終わりはない。
カニの話。
クローンの女のコを、食べられることが最高の快楽だと感じるＭに育て上げる。
パーティーの席上で調理され、客に振舞われる彼女を食べるまいと決めていた
インタビュアーはけれど結果食べてしまう。元をたどると更にクローンが。

週末、関西からＳＭ愛好家が上京してくる。
久しぶりの顔に招集をかける夜更け。
ついつい長くなる近況報告。
更なる召集。

煮詰まっていく。

何かが。