アイ ナンカ イラナイ。
夏野 空の日記

2003年01月01日(水) さよなら、こんにちわ

年末はいつものように忙しく。
そして雪崩れ込む忘年会の嵐。
けれど不思議なことに会いたい人には会えない。
まぁ例年のこと。
どこかで拗ねて蹴散らす木の葉のないことを恨む。

新しい顔と交わす杯。

某SM雑誌関係からの忘年会のお誘い。
なんでアタシよ?
オモシロイから?
オカシイから?
間違っても脱がないのでアシカラズです。

当日までお返事を待ってもらったのだけれど、思うところあって辞退。

後日顛末を知って「先生、そりゃーないんじゃありませんか?」
撫で下ろしたのかそれとも軽い後悔なのか。
これがアタシの性癖。
だからしようがない。

アタシとアナタは違います。

それでも「人は皆どこかでリンクしている。」

かならず。

行きつけの居酒屋で女ばかりの呑み会を開く。
近い年齢の女ばかり。
近い性癖の女ばかり。
言うことがリアルです。
言うことが過激です。
だからオンナは面白い。

帰りがけ、女将に「年内もう一度来てくれない?」と持ちかけられる。
不況のせいなのだろう、予約が一件も入っていないから、という。

おっけー。
ママとマスターのいる時間に顔出すね。

と、会社の納会でウダウダした帰り、コーヒーでも一杯、と寄り道していたら、
「SMの納会やるんだろ?もうお店に着いちゃったぞ。」の電話。
SALONの常連。
はえぇー。
早すぎ。
でも渋谷までぶっ飛んでいく。

一年前の顔が一堂に揃うことはもうないのだろうな、とどこかで思いながら
「今年はイロイロお世話になりました。」。

一人増え。二人増え。もう一人増え。
もう一杯なので穴倉に移動。

懐かしい顔に出会う。
けれど「今年はさよなら。」。
来年のことなんかワカラナイ。

ワカラナイことがいっぱい。
ワカラなくても構わない。
そんなものには振り回されない。
アタシはアタシ。

いじょー、オワリ。


大晦日。
ぱらぱらと人が集まってくる。
そしていつものようにだらだらと呑み続ける夜。
気がついたら除夜の鐘が鳴り始める。
慌しく年越しそばの準備。

間に合わなかったのはだぁれ?

目が覚めたら元日の昼3時過ぎ。
いいお天気。
何人かはもう帰った。
残った我々のために、急いでおせち料理の支度をしてちゃぶ台を囲む。

「あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。」

妙に改まって頭を下げる。
下げる意味が違っているような。
向かっているところが違うような。
喉の奥と胸の入り口の間で詰まったような。

そんな気がしたような。
しないような。

ねぇ。愛してる?





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〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜
愛してくれる?

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麗香@夏野空 [MAIL] [MILK PITCHER]
 
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