| 2003年02月19日(水) |
晒け出された秘め事の行方 |
二日続けて会社を休んだ。
一日目。天気も悪いし、まぁいいか。 夫からの「帰るよコール」でようやく目覚めた空は暗い。 乾いている喉。 けれど何かを飲みたいとは思わない不思議。 不思議なはずなのに珈琲を淹れる。 意味もなく立ち上げるPC。 繋がっているようで誰とも繋がっていないそれは意思でもなく心でもなく。 向こう側にあるのはもしかしたら仮想空間。 否。 間違いなくそれはそれぞれが演じているという意味での仮想空間。 アタシはアタシでなく。 カレはカレでなく。 責任は果たして果たされず無責任になったとしても誰もそれを責める術を持たない。
コロシテクダサイ。
ここ数日きちんと食べていない。 出来上がった珈琲にせめて、と牛乳を半分。 おそらくこれが晩御飯。 メッセの彼と深夜にやりとり。 あれこれ思いながら「結局」の場所に辿り着く。
アタシの愛したものは必ずアタシから遠ざかっていく。
愛さないでください。 愛させないでください。
アイ ナンカ イラナイ。
二日目。いい天気。けれど既に午後3時を回っていた。 今日はズル休みじゃぁない。 化粧品を買いに行きたかったのに、 相手などいるはずもないチャットの画面を立ち上げる。 何をするでもなく、時間だけをいたずらに経過させる。 したいことはあるのに表は暗くなり、時間は間違いなく過ぎていく。
要は。 誰かにかまって欲しいんです。
要は。 誰かによりかかりたいんです。
止めようと思うなら。 止めたいと思うなら。
今はあなたに動いて欲しいんです。
夜遅く、また珈琲を淹れていた。 昨日と違うのは、彼が話しかけてくれなくなったことくらいだろうか。
別に。 何かが変わったわけではない。 いつもと同じ時間が流れているだけ。 そして当然、そこには何もない。 ただ元に戻っただけのこと。 お互いがお互いを見切っただけのことだ。
だったら。 どうせアテにならないのなら。 どうせ裏切られるのなら。
アイ ナンカ イラナイ。
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