アイ ナンカ イラナイ。
夏野 空の日記

2003年03月02日(日) 新宿がイケナイのか、哀しみと憤りがイケナイのか

色々なことがあったりなかったり。
それは当然のことであったりなかったり。

仕事は少しだけ谷間。
なので他のプロジェクトのサポートに回る。
ああでもない、こうでもない。
でもね。

「できない人はクビなんですよ。」

今いる会社はそのあたり、随分ストイックだ。
仕事ができればヨロシ。
最低限のお約束さえ守れば、遅刻云々服装云々とやかく言われることはない。
が、仕事ができなければとっとと切り捨てられていく。
ある意味「自分は仕事がデキているのか?」が明確になる。
当然。
薄々自分で気づくだけでなく、周囲にも顕わになる。
薄々すら自分で気づかない者もいるのだがそれでも、
彼らは可愛そうなことに最後には「言い渡され」ることになり、
気づくかどうかはともかく、「欠落者」の印が白日の下に晒されることになる。


週末は同じ部署の男のコの退職祝いであった。
アラビアンナイトだか何だかを模したお店で呑んだのだが、
その店の暗いこと暗いこと。

「この料理は何ですか?」
「そうですねぇ。何に見えますか?」
「このツブツブはキャビアじゃぁないんですか?」
「あるいは紫蘇の実かもしれませんよ?」
「こう暗くっちゃぁ何を食べさせられても分かりませんね。」

鍋の中では何の肉だか分からない物体の焼ける音がしている。
が、暗すぎて火が通っているのかどうかすら分からず。
コワイデスコワイデスコワイデス。

用がある時は個室内のブザーを押せ、と言う。
「召使い」が来るのだ、と。
が、折角呼んでも、この召使い使えない。
注文を最後まで聞かずに消えてしまう。
なんだ?
願い事は3分以内にしろ、とでもいうことなのか?


帰り。
大崎のフェティッシュバーへ遊びに行こうと思っていたのだが、
窮屈な暗い穴倉の中に押し込められていたのでかなり疲れてしまっていた。
もういい。
帰ろう。
新宿の街も疲れる。
慣れない通りに慣れない人込み。
予定は狂って、元通りにならないままアタシを下北へと運ぶ。

車中で酔ったオッサンが携帯でメールを打っている女のコに、いちゃもんをつけていた。
アタシの斜め後ろだった。
かなぁりイライラした。
どーすっかな。
とりあえず怒鳴っとく?
が、かなり酔ってるこのオッサンに理性を求めるのはある意味残酷かも知れなかった。
しかも車内は満員。
じゃぁどうする。
結構距離も近いことだし、近寄ってって顔面肘鉄で行くか?
車内の雰囲気が重くなってきた頃、アタシの前に立っていた
ビジュアル系ガラの悪いニーチャン二人組みに視線を投げてみた。
やっぱりこういう時はキミ達みたいなのが頑張らなきゃぁイカンよ。
と。
まるで合図でもしたかのように、目のあった次の瞬間、二人揃ってこちらに背を向けた。

テメ。
このやろ。
カッコだけかよ!

結局オッサンは、近くにいた真面目そうな会社員に一言二言浴びせられて
大人しくなったのだが、ちょっとツマラなかった。


いかん。
また暴走し始めている。

破壊行動に。
破滅行動に。

コロス。
キミもコロス。

なので。

コロシテクダサイ。





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麗香@夏野空 [MAIL] [MILK PITCHER]
 
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