久しぶりの肉体労働。 仕事が谷間に入っているので、郵送調査の封詰め作業をした。 早朝から全員集合ということだったので、 職場の女のコにモーニングコールを頼む。
女のコ「おはよー。起きられた?」 アタシ「んーー。あと5分寝かせて」 女のコ「ダメ!もー寝ちゃダメ!起きて!」
ついでに夫も一緒になって起きろ起きろの大合唱。 うっせー。
が、負けずに寝る。5分寝る。 が、かっきり5分後に夫に布団から引きずり出された。
久しぶりに朝の空気っぽいものを吸いながら出勤。 少し汗ばむくらいの陽気だったので途中でアイスコーヒーを買っていく。 誰も出社していない雰囲気だったのでデスクでアイスコーヒーを ズルズルやっていたら、モーニングコールの彼女が階下から呼びに来た。 ので作業開始。
貼って貼って貼って、詰めて詰めて詰めて、折って折って折って封して 郵便番号ごとにゴムでまとめてコンテナへ。 順調順調。 かなりの数がノルマとして山積みになっていたのだが、 「これなら楽勝だねぇ〜」と言いながらあっという間にお昼になる。
インタビュアーさんも何人か来ていたので皆で一緒に食事。 ワイワイガヤガヤ美味しく食べる。
さて再度。 貼って貼って貼って、詰めて詰めて詰めて、折って折って折って封して 郵便番号ごとにゴムでまとめてコンテナへ。 余裕で間に合うじゃ〜〜ん、と思っていたら、 「どうも束ね方が違うらしい」の連絡が入る。
せんせー。 作業はもう殆ど終わってまーす。
コンテナから出して出して出して解いて解いて解いて数えて数えて数えて 今度は郵便番号を基準にした、ある法則に則って束にした上で 紐で十字に縛ってからコンテナへ。 しかも地方と関東では束にする基準が違う。 てめ、こら、いい加減にしろよ、と思いながら汗だくになって、 さっき束ねたじゃねーか、という封筒の山をまた別の紐で束ねていく。
すげー、タイヘン。
なぜかアタシは紐で束ねる係り専門になっていた。 目の前に、そしてアタシの左右に山になっていく郵便物の束、束、束! 予定外の作業が発生したので当然、予定時刻に間に合うかどうか アヤウイくらい時間が押してくる。 そしてアヤウイくらい全員がテンパっている。 顔つきも違えば口調も違う。 飛び交う指示、けれどどこから手を着けたらいいのか分からなくなって オロオロするだけの者もアリ。 そして既に諦めモードに入り、椅子にドッカリと腰を落としたきり 空を見つめる(見てたのか?)者アリ。 更にどういうワケだかお茶を煎れてくる者アリ。 そんな、全員がテンパってる中で上司から指示が飛んできた。
上 司「お願い!こっちのも縛って!」 アタシ「はい!ダレを縛るんですか!?」
いあ。 なんだそれ。 そーじゃぁないだろう。 そーじゃぁなかっただろう。 どーしてこういう言葉が出ちゃったんだ? 「あー、出ちゃった」。 が、言葉というのは一度口から出たら 相手の記憶から消すことはできないもので。
取り繕う暇さえなくそのまま封筒の束を「縛り」続けていたアタシって・・・。
〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜
|