2002年06月27日(木) |
企業活動では、性善説は間違いかも |
日経(H14.6.27付)・7面に、証券取引等監視委員会委員長が、検査に入った証券会社の6割に何らかの違反行為があったと述べたと報じていた。
その多くは軽微な違反なのであろうが、それでも、6割というのは大変な数字である。
ほとんど法律無視の世界ではないかと思われても仕方ない。
証券市場の信頼性を高めるためには、さらなる監視の強化が必要であろう。
エンロンや、ワールドコムなどの粉飾決算問題でも分かることだが、企業というのは、儲けることに絶対的価値をおいている。 そのためには違法すれすれなことも(場合によっては違法なことも)すると思っていた方がいい。
それを前提に監査制度も考えるべきであろう。
企業活動において性善説と唱えるのは、あまりに人が好すぎるだろう。
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