2002年07月02日(火) |
金融商品販売のトラブル増加 |
日経(H14.7.2付)7面に、金融商品の販売トラブル増加というコラム風の記事が載っていた。
記事の内容は、金融商品について、「リスクの説明が不十分」などのトラブルが増加していること、苦情対応窓口などの取り組みが、金融業界団体によってばらつきがあることである。
10月からは、銀行の窓口でも変額型個人年金保険の販売がされるようになる。
変額型個人年金保険は、運用成績によって年金受取額が変わるから、払込額より、受取額が少なくなる可能性もある。 いわば、元本割れが起こりうるのである。
ところが、銀行の窓口で加入する人の中には、銀行であれば間違いないと思って加入する人もいるだろう。
銀行は元本保証の商品しか扱わないと思っている人も多い。
そのため、新聞記事にあるように、今後、トラブルの増加が予想される。
その場合、銀行としては、「自己責任である」と突っぱねる前に、当該金融商品の特質を十分説明するように努力すべきである。
他方、消費者も、「銀行だから間違いない。」という安易な考えは止めるべきであろう。
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