2002年10月29日(火) |
武富士の純利益、破産事件増加により20%減 |
日経(H14.10.29付)19面で、「武富士 純利益20%減」という記事が載っていた。
自己破産の増加によって、貸し倒れ費用が膨らんだことが原因のようである。
そういえば、少し前に、「陰りが見えた消費者金融産業」という見出しがどこかの週刊誌に載っていた。
それにしても、破産事件は多い。
東京地裁では、1日のうち、10時、10時30分、11時、1時30分と4回に分けて免責の審尋をしているが、たとえば10時の回だけで50人くらいいる。
1人の債務額の平均は正確には知らないが、仮に400万円とすると、10時の回だけで2億円である。
これだけの債権が一瞬にしてパーになるのである。
このように自己破産は多く、それゆえ貸し倒れ費用も増加しているはずである。
しかし、武富士の9月中間期の純利益は532億円。
ものすごい利益である。
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