2003年04月30日(水) |
求人内容と実際とは大違い |
日経(H15.4.30付)社会面に、「求人内容 実際とは大違い」という見出しで、労組「失業者ユニオン」の実施した電話相談の記事が載っていた。
それによると、相談で多かったのは、安易な解雇通告と並んで、求人募集が実際と異なるということだったそうである。
例えば、正社員で募集されていたのに、実際は請負契約であり完全歩合制だったそうである。
不況のため就職状況は厳しく、それに対し会社は強気であり、「いやなら辞めろ」という態度なのだろう。
そのような会社の態度が問題であることはいうまでもない。
だいたい、そのような姿勢で従業員を扱うような会社は先行き見込みがない。
しかし、正社員の募集だったはずが請負契約であったという事例では、採用された人は請負契約にサインをしているそうである。
しかも、契約がとれず一か月の給料がゼロだったというから、一か月は働いていたわけであり、その間に、自分が完全歩合かどうかは分かっただろう。
少し自己責任に欠けるのではないだろうか。
不況で採用される立場がいかに弱いとはいえ、やはり、契約書はきちんと確認するなど、自分の権利は自分で守るという姿勢は重要であろう。
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