今日の日経を題材に法律問題をコメント

2003年05月06日(火) ファイル交換ソフトについて

 今日の朝刊はお休みであるが、昨日の日経(H15.5.5付)11面に、「ファイル交換ソフトQ&A」というコラムが載っていた。


 そのコラムでは次のようなことを書いていた。


 ファイル交換ソフトについて、ナップスターは違法とされ破綻した。

 しかし、現在は第二世代であり、それらの会社は、自社のサーバーにファイルを置かず、利用法をユーザーに委ねている。

 そして、アメリカの裁判所は、不正コピーした者は問題だが、ただの道具を提供した者に違法性はないと判断した。

 最後に、今後は、ライセンス料を取ってコピーを認める動きが出て来ると予想されると結んでいた。


 このコラムを読んで、何だか、レコードレンタルの初期を思い出した。

 レコードレンタル会社も、最初はレコード会社から鬼っ子のように嫌われたが、最終的には認知された。


 ファイル交換ソフトは、違法コピーだけが強調されているが、極めて有用性の高いソフトであるといわれている。

 したがって、レコードレンタルと同様に、いずれは認知されるのではないだろうか。


 < 過去  INDEX  未来 >


ご意見等はこちらに
土居総合法律事務所のホームページ


My追加
-->