2003年05月14日(水) |
沖縄の米兵暴行未遂事件 |
日経(H15.5.14付)社会面に、沖縄の米兵暴行未遂事件の公判で、被害者の女性が証人として出廷し、「告訴を取り下げたかった」「法廷でも告訴取り下げはできるといわれた」と証言したそうである。
被害者に「告訴を取り下げたかった」と言われると、検察としては立場がない。
おそらく、警察や検察は、女性に対し告訴することをかなり説得したのだろう。
女性もいったんはそれに応じたが、気持ちが変わり、告訴を取り下げると言ったのだと思う。
女性は、「告訴を取り下げたいと言ったが、警察官も検察官も聞き入れてくれなかった」と証言したようだが、それは考えられない。
いずれにせよ、この裁判で、被告人の米兵は無罪になるであろう。
ところで、強姦罪の場合、新聞は「女性に暴行」と書く。
女性の名誉感情に配慮したものだそうであるが、強姦であることは明白である。
強姦を「女性に暴行」と言い換えることに果たして意味があるのか、私としては疑問である。
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