日経(H15.5.29付)社会面に、住基ネットについて、長野県審議会が「離脱すべき」という提言をまとめたと報じていた。
インターネットが一般に普及し始めたころ、オンラインでいろいろな行政手続ができたら便利だろうなあと思った。
しかし、今では考え方が変わった。
オンラインで住民票を取れたからといって、それほど便利になるわけではない。
それより、外部からの侵入や内部の者による情報漏洩によるプライバシー侵害の方が怖い。
デジタル化されたデータは、漏洩しやすく、また、その漏洩の程度も著しく大きくなるからである。
そのようなリスクがあるのに、あえて住基ネットを整備するメリットはないと思う。
それにしても、新聞の写真では、長野県の審議会を東京でやっているようであり、それも長野県職員らしき人もたくさん写っていた。
なぜ東京でやっているのだろう。
不思議な気がした。
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