2003年06月06日(金) |
熟年離婚が増えている |
日経(H15.6.6付)1面と社会面で、熟年離婚が増えていると報じていた。
特に、結婚30年以上35年未満では、昨年より10%以上も増えているそうである。
経験上、熟年離婚には次のような特徴があるように思う。
第一に、女性からの離婚請求が圧倒的に多いことである。
男性にしてみれば、子育てが終わり仕事も定年になり、これから夫婦でゆっくり旅行でもしようかと思っていたときに離婚したいと言われるわけである。
男性にとっては青天の霹靂だろう。
第二の特徴は、離婚の理由として、夫の浮気とか暴力という理由はほとんどないことである。
結局、妻として、これまで子育てのために我慢してきたが、これからは1人で生活したい、あるいは娘と一緒に生活したいと考えるのだろう。
ただ、熟年の離婚で、夫がサラリーマンの場合、奥さんに年金の受給権がないので躊躇しているケースも多いように思う。
しかし、法改正によりサラリーマンの奥さんにも年金の受給権が認められるようになるそうであるから、今後ますます熟年離婚が増えるだろう。
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