2003年08月01日(金) |
弁護士会の処分は甘いか |
日経(H15.7.31)社会面で、医師、歯科38人に医業停止の行政処分をしたと報じていた。
処分の理由は、犯罪、診療報酬の不正請求などだそうである。
犯罪などは論外であるが、診療報酬の不正請求も詐欺罪に該当する立派な犯罪である。
しかも、不正請求は広範に行われている。
ところが、医業停止の処分を受けるのはごく例外であり、不正請求が判明してもほとんどは還付させてお終いである。
その意味で、医師に対する処分は甘い気がする。
もっとも、世間では、弁護士会の処分も甘いと思われている。
弁護士会では毎月平均して5人程度が業務停止などの処分を受けているから、年間では60人くらいが処分を受けている計算である。
医師・歯科医の処分は年間38人、弁護士会は年間60人。
医師・歯科医の数は弁護士より15倍くらい多いから、弁護士会の処分が甘いとはいえないように思うのだが・・。
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