2003年08月18日(月) |
電波法は誰のための規制なのか |
日経(H15.8.18付)社会面の「月曜リポート」で、地下店舗などが設置する違法な電波中継装置のことが報告されていた。
地下など携帯電話が使いにくいところに、無断で電波の中継装置を設置するところが増加しており、これが電波法に違反していることから、総務省の役人が摘発しているという記事である。
びっくりしたのは、その中継装置の値段が30万円程度であり、それは携帯電話会社が設置するアンテナの10分の1ということである。
つまり、携帯電話会社は30万円で設置できるところを300万円も使って設置していることになる。
違法中継装置は電波が強すぎて電波障害を起こすそうであり、単純な比較できないが、それでも値段が違いすぎである。
いまや携帯電話が使えない店は客が入らず、商売にならない。
つまり、地下に携帯電話の中継局を設置するニーズは極めて大きい。
電波法は規制でがんじがらめにしており、それぞれもっともらしい理屈をつけている。
しかし、このような状況を見ると、誰のための規制のなのだろうかと思ってしまう。
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