2003年08月29日(金) |
控訴しないといってる被告人に、なぜ控訴させようとするのだろうか |
日経(H15.8.29付)社会面に、池田小事件の裁判で死刑判決が下されたことに対し、弁護団が詫間被告に控訴するよう説得を続けていると報じていた。
しかし、なぜ弁護団が、控訴したくないといっている被告人に対し、控訴するよう説得しているのだろうか。
事実関係に争いがあるわけではない(責任能力の有無については争いがあるが)。
何の罪もない小学生が何人も殺されたという事案では死刑判決はやむを得ず、刑が重過ぎるというわけでもない。
そもそも、被告人自身が控訴しないと言っているのである。
弁護団が控訴審で何をしたいのか、私にはよく分からない。
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