今日の日経を題材に法律問題をコメント

2003年09月22日(月) 東京地裁が退去強制処分を取り消す

 一昨日の日経(H15.9.20付)社会面で、在留特別許可が認められず退去強制処分を受けたイラン人一家4人が処分の取り消しを求めた訴訟で、東京地裁は4人の退去処分を取り消したと報じていた。


 判決では、在留特別許可のあり方について、「将来にわたる生活の基盤が築かれており、素行に問題がなければ許可を与える方向で考えるべきだ」との判断を示したようである。


 これは入国管理局の考え方とは相容れないであろう。


 この判決は東京地裁の行政訴訟専門部であり、裁判長は藤山雅行裁判官である。


 この裁判官は、これまで行政べったりと言われていた裁判所の傾向からいえば、少し変わっている。


 行政訴訟するなら今がチャンスかもしれない。

 もっとも、そろそろ転勤の時期であるが・・。


 < 過去  INDEX  未来 >


ご意見等はこちらに
土居総合法律事務所のホームページ


My追加
-->