日経(H15.12.3付)1面に、武富士の社長が逮捕されたと報じていた。
武富士は、株価時価総額が東証一部の中で50番以内、みずほ、UFJという大手銀行グループの時価総額を上回り、経団連のメンバーでもある大企業である。
それゆえ、武富士社長の逮捕というのはトヨタや松下電器の社長が逮捕されたのと同じようなものであり、本来であれば衝撃的な事実である。
ところが、意外に驚きがないのは、この企業が以前から暴力団との付き合いが噂されたりして、胡散臭い企業と見られていたからであろう。
逮捕された事件は、武富士に批判的な記事を書いていたジャーナリストの電話を盗聴したものである。
その後も武富士は、同社に批判的な弁護士たちを叩こうとして、いろいろと画策したことがある。
自分に批判的な人たちに対し、手段を選ばすつぶしにかかる体質は変わらないようである。
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