今日の日経を題材に法律問題をコメント

2004年01月06日(火) おいしい話はころがっていない

 日経(H16.1.6付)社会面で、学生が、マルチ商法の標的になっていると報じていた。

 手口は、ブランド品を身につけた「カリスマ学生」が登場して、「勝利者になろう」と呼びかけて商品を買わせ、金のない人には消費者ローンで借りさせるというものである。


 しかし、消費者ローンの年利は30%近い。

 すると、ローンで借りてまでこのようなビジネスをする場合、年30%以上の収益を上げないと儲からないことになる。


 デフレの世の中で年30%以上の収益を上げることは大変なことであり、そんなおいしい話が身近にころがっているはずがない(可能性0というわけではないが)。


 冷静になって考えれば分かると思うのだが・・。


 < 過去  INDEX  未来 >


ご意見等はこちらに
土居総合法律事務所のホームページ


My追加
-->